宿泊業4（前年比1件減）、飲食業51（前年比21件増）

　東京商工リサーチは2023年 1月の「倒産月報」を 2023年 2月 8日に発表した。全国の企業倒産件数は 570件（前年同月比 26.10％増）、負債総額が 565億2400万円（同 15.56％減）となった。 件数は、2022年 4月から10カ月連続で前年同月を上回り、増加率はこの 2カ月で増勢を強めている。1月としては、コロナ前の2020年（773件）以来 3年ぶりに前年同月を上回った。
 
　負債総額は、2カ月連続で前年同月を下回った。1月としては 4年連続で前年同月を下回り、1973年 (245億 3400万円 )以来約 50年ぶりの低水準となった。平均負債額は 9900万円で、1973年以来の 1億円割れとなり、負債 1億円未満が435件と7割超を占めた。ただ、1億円以上5億円未満が 113件(前年同月83件)、同5億円以上10億円未満が14件(同13件)と増加し、中堅規模にも倒産が広がっている。
 
　1月の「新型コロナウイルス」関連倒産は 234件 (前年同月比 93.3％増 )と前年同月から約 2倍と大幅に増え、5カ月連続200件台に乗った。また、2020年 2月からの累計は5000件に達した。

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