(株)西武ホールディングスは、2023年 4月からの新体制に関する記者会見を東京プリンスホテルにて 2月 14日開催した。
2023年 4月 1日付で、後藤高志社長が代表取締役会長会長執行役員兼 CEOに、西山隆一郎取締役常務執行役員が社長兼任 COOに就任するほか、今後の展望を発表した。
西山氏によると、2023年度までの中期経営計画では「おおむね順調に推移しており、グループ全社員の専門性を高め、量から質への経営の転換を目指す」。コロナ禍で大きな打撃を受けた鉄道・ホテル・レジャー関連業だが、「ホテル事業は昨年の体制変更に伴い、オペレーター専業として、オーナーの不動産価値の向上に貢献していく。
また鉄道事業も専門性を高め、乗車ポイントなど、幅広いサービスをDX化の推進とともに沿線の収益性を高めていくほか、2006年より掲げてきたグループビジョン:でかける人をほほえむ人へに鑑み、働く人をほほえむ人へを掲げ、全力で取り組んでいく」。
2006年の社長就任より、リーマンショック、東日本大震災…そしてコロナ禍といった数々の経済不安に対峙してきた後藤高志氏は、スピード感を持って経営改革を進めるために代表取締役を 2人体制にしたと明示。今後も代表権のある会長として、同社の経営に尽力する。
なおホテルオペレーターの(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドの代表取締役社長も本年 6月の株主総会で交代。後任は現・取締役副社長執行役員の金田佳季氏が就任する予定。
左より2023年 4月1日付で(株)西武ホールディングス代表取締役会長会長執行役員兼 CEOに就任する後藤高志氏と、代表取締役社長社長執行役員兼 COOに就任する西山隆一郎氏