訪日は61.7%減の93万4500人出国は76.9%減の37万9200人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2022年 11月の推計値がまとまった。訪日外客数は 93万 4500人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比61.7%減)となった。
10月より日本政府が個人旅行の受入れや査証免除措置の再開等を実施したことを受け、11月の訪日外客数は前月から倍以上の伸びとなった。2019年同月比では 4割近くまで回復している。東アジア地域において韓国からの訪日外客数が前月から大幅に増加したこと、またその他の地域においてもシンガポールや米国をはじめ多くの市場で順調な回復が見られたことが今月の訪日外客数の押し上げ要因となった。
観光立国の推進に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドの V字回復を図る必要がある。個人旅行の再開や入国手続き等の実用情報の的確な発信と併せ、これからの訪日観光の柱となるサステナブルツーリズム等の情報発信や MICE誘致等の取り組みを強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 315,400人(対 19年同月比 153.8%減)であった。中国は 21,000人(対19年同月比 2.8%減)。台湾は、99,500人(対19年同月比 25.4%減)。香港は 83,000人(対19年同月比 41.6%減)だった。
東南アジアにおいて、タイは 52,100人(対 19年同月比 37.1%減)。シンガポールは 40,300人(対19年同月比 61.7%減)。
豪州 20,200人(対 19年同月比 41.8%減)。カナダは、15,900人(対 19年同月比 47.7%減)。米国は、84,300人(対 19年同月比 56.6%減)だった。 このほか、出国日本人数においては 37万 9,200人(対 19年同月比 76.9%減)だった。
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