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2023年1月20日号 全国縦断マーケット調査 沖縄県

全国縦断マーケット調査 沖縄県

【月刊HOTERES 2023年01月号】
2023年01月19日(木)
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美(ちゅ)ら海水族館
沖縄県の人気観光スポットとしては、南部では首里城公園が別格の人気である。そのほか、世界遺産登録の識名園、第一牧志公設市場などがあげられる。中部では、コバルトブルーの海として魅力がある万座毛、また、宮古島、石垣島などの離島も一級品の魅力を誇っている。そして北部で人気を博すのが「沖縄美(ちゅ)ら海水族館」である。国営沖縄記念公園・海洋博覧会地区(海洋博公園)の中にある。「美ら海」とは沖縄の方言で「清らかな海」という意味で、美ら海の水族館なのである。2002年に新館が開設された頃は世界最大といわれた大水槽「黒潮の海」を泳ぐジンベエザメ、ナンヨウマンタなどが人気を博した。コロナ前の年間入館者数は 300万人を超える盛況ぶりだった。水族館の 1階から2階を貫く「黒潮の海」と称される大型水槽は、水量 7500m3で世界有数の大きさを誇り、観客を圧倒する魅力を発している。
 
工業出荷額は全国最下位
沖縄県の面積は 2282.2km2で全国 44位と、神奈川県より小さく、東京都より大きい。人口は 148.5万人で全国 25位。滋賀県より大きく、鹿児島県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 16.6%、15~64歳の生産年齢人口は60.5%、65歳以上の老年人口は 22.8%で、全国と比較すると、幼年人口が高くなっている。県民分配所得は 3.5兆円で全国32位。一人当たり所得は 239.1万円であり、全国で 47位の最下位である。産業別構成比をみると、第 1次産業は 1.3%、第 2次産業は 17.8%、第 3次産業は 80.9%で、全国平均と比べると第 3次産業比率が高い。工業出荷額は 0.5兆円で全国 47位、人口当たりは 32.8万円で全国 47位と最も低い。

ホテルは軒数、客室数とも好調
飲食店数は 14年で 1万 267店。内訳をみると、食堂・レストランが 896店で 8.7%、専門料理店が 1640店で 16.0%を占める。その中で多いのはその他の専門料理店の 619店で 6.0%を占める。次いで日本料理店が549店の 5.3%と続いている。そのほか、すし店が 156店(1.5%)、そば・うどん店が 266店(2.6%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 3249店(31.6%)、酒場・ビアホールは 2763店(26.9%)と多く、両者で 58.5%を占める。以上のほか喫茶店は 938店(9.1%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 336店(3.3%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 656店である。ホテル・旅館の施設数は 19年で 2550軒、客室数は 5万 9166室で、2010年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 10.4%に対して当県は 166.7%、客室数は全国の 10.9%に対して当県は 44.1%の伸びで、ともに平均を上回っている。

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入をお願い申し上げます。
 
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