訪日は80.0%減の49万8600人出国は79.0%減の34万9600人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2022年 10月の推計値がまとまった。訪日外客数は 49万 8600人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比80.0%減)となり、前月 20万 6500人から倍以上の伸びとなった。
中国を除く東アジア市場で訪日外客数が前月から大きく増加したこと、また、東南アジアおよび欧米豪中東市場においても多くの市場で順調な回復が見られたことが今月の訪日外客数の大幅な押し上げの要因となった。なお、航空便においては増減の傾向が見られるが、新型コロナウイルス感染症拡大以前との比較では回復途上にある。
観光立国の復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドのV字回復を図る必要がある。個人旅行の再開や入国手続き等の実用情報の的確な発信と併せ、これからの訪日観光の柱となるサステナブルツーリズム等の情報発信やMICE誘致等の取り組みを強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 12万 2900人(対19年同月比 62.3%減)であった。中国は2万 1500人(対19年同月比 2.9%減)。台湾は、3万 5000人(対19年同月比 8.5%減)。香港は 3万 6200人(対19年同月比 20.0%減)だった。
東南アジアにおいて、タイは 3万 4100人(対19年同月比 23.5%減)。シンガポールは1万4300人(対 19年同月比 34.1%減)。
豪州は1万 1700人(対 19年同月比 22.7%減)。カナダは、9800人(対 19年同月比 26.0%減)。米国は、5万 3200人(対 19年同月比 34.7%減)だった。
このほか、出国日本人数においては 34万 9,600人(対 19年同月比 79.0%減)だった。
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