宿泊業8(前年比6件減)、飲食業34(前年比24件減)
東京商工リサーチは2022年 8月の「倒産月報」を 2022年 9月 8日に発表した。全国の企業倒産件数は 492件(前年同月比 5.57%増)、負債総額が 1114億2800万円(同 22.4%増)となった。
件数は、4月から5カ月連続で前年同月を上回り、8月としては 2018年以来、4年ぶりに増加した。倒産件数は低水準だが、底打ちから増勢に向けて潮目は変わりつつある。
負債総額は、3カ月連続で前年同月を上回った。8月としては 2018年以来、4年ぶりに 1000億円を超えている。負債 10億円以上の大型倒産は 16件とほぼ半減したが、同5億円以上10億円未満が 23件、同1億円以上5億円未満が 125件と、零細企業から中堅規模に広がりつつある。
8月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、193件(前年同月比 50.7%増)で、2022年 6月の201件に次いで過去 3番目の多さである。集計開始した 2020年 2月からの累計は 3851件に達した。
産業別として、コロナウイルスの影響が直撃した飲食業は 34件、宿泊業は 8件であった。それぞれ前年同月を下回り、落ち着いて推移している。
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