❒ 現在の部門別の営業概況はいかがでしょうか。
宿泊部門では、東日本大震災を底に、その後は単価を落としながらも何とか稼働を維持してきましたが、今年になってからは単価とともにレベニューも上昇し、おかげさまでここ数年の中では好成績を上げています。売り上げ構成比としては全体の約10%で、総客室数も260 室と大型ホテルではありませんが、ブランドを象徴する部門として重要な存在だと考えております。
FB 部門に関しては、イタリア料理「イル・テアトロ」と料亭「錦水」をブランドをけん引するレストランとして位置づけております。
宴会部門は、ホテル棟とプラザ/タワー棟をあわせて38 室の宴会場を備えています。テイストの違いを生かして棲み分けするとともにお客さまの利用目的に合わせてお使いいただけるような提案をしています。
婚礼に関しても、ホテル棟の婚礼とプラザ/タワー棟の婚礼ではニーズも違いますし、競合も違うので、こちらもお互いに棲み分けをしながら最適な提案をしています。また、初めての試みとして7 月31 日に、東京・銀座に打ち合わせサロンを出し、お客さまの利便性も高めています。
❒ 総支配人に就任して約9 カ月がたちましたが、現在の心境はいかがですか。
今年はホテル椿山荘東京が誕生して3 年目ですが、まだまだやらなければならないことがたくさんあります。今年1 月には会社の組織も大きく変わり、これまでの副総支配人1 人体制からホテル側の副総支配人とバンケットを中心に見る副総支配人の2人体制となりました。とても頼りがいのある仲間と一緒に仕事ができるので、団結し一緒にやっていこうと決意を新たにしました。
トップインタビュー ホテル椿山荘東京 総支配人 本村 哲 氏
唯一無二の魅力を発信し国内資本のラグジュアリーホテルブランドを確立
【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月07日(水)