フォーシーズンズホテルズ&リゾーツ社との業務提携契約終了を機にリブランドし、2013 年1 月1 日に椿山荘との一体運営として再スタートを切った「ホテル椿山荘東京」。3 年目を迎えた今年1 月、同ホテル総支配人に本村哲氏が就任した。リブランド後の営業状況と今後の中長期ビジョンについて本村総支配人に聞いた。
聞き手・本誌 松戸敏朗 撮影・木下賀文 文・アクセント
都心のアーバンリゾートを
目指しホテルの魅力を発信
❒ 今年1 月にホテル椿山荘東京の総支配人に就任されましたが、まずそのときのご感想をお聞かせください。
当初は、ラグジュアリーホテルと婚礼式場とのギャップを感じましたね。2013 年1 月にフォーシーズンズホテル椿山荘 東京と椿山荘が統合し、新たにホテル椿山荘東京が誕生しました。私は2007 年から4 年間、椿山荘の総支配人を務めていましたが、統合と同時にホテル椿山荘東京の販売支配人に就任し、婚礼と宴会を担当するようになりました。その後、副総支配人を経て、今年の1 月に総支配人に就任したのです。藤田観光としても大きな事業の柱二つを一つにしたフラッグシップホテルですから身が引き締まる思いです。