来店が容易でない時世の気づき「この逸品」で、求められる店になれ
2021年 10月 2日、関西の住宅街でバーを営む経営者とお会いした。彼はホテルで長年修行をつんで、年配のバー経営者からお店を引き継ぐ形で、自分の店を開いた。コロナ禍で客足が途絶える中、テイクアウト販売を通じて、お客さまとの関係を再認識していった。自宅飲み用に焼き豚をつくって販売したり、弁当をつくったり、その多くが常連さんお買い上げいただくことで今をしのいできた。
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004年(株)スコラ・コンサルト入社。120社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
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