10 年間ブライダル専門学校の講師を経験し、数多くのウエディングプランナーを養成してきたのが、トータルライフコンシェルジュとして活躍中の㈱トータルライフ環境ラボ 加藤淳子社長だ。指示待ちの若者が増えている中、“ 教えれば熟す器用は持ち合わせている”という信念のもと、さまざまな視点から人材育成に向けた連載を6 月3週号よりスタート。今号は「ウエディングプランナーの心構えのリニューアル必須」を題材に書き上げていただいた。
オリジナリティーあふれるウエディングが求められる現在、それに対し、新郎新婦の希望を聞き、満足のいくウエディングをプランニングできるプランナーの存在は重要です。一番大切なのは、「聞き取り上手」であることです。
新郎新婦が理想とするウエディングを作り上げるためには、まずはできるだけ新郎新婦と打ち合わせを重ね、理想のイメージを膨らませることが大切です。しかし新郎新婦の皆様が、しっかりとしたイメージを持っているとは、限りません。自発的にああしたい、こうしたいと意見を述べるカップルも最近では多くはありません。それだけにプランナーが「どんな披露宴にしたいのか?」などさり気なく意見を引き出し、上手に新郎新婦の思いをくみ取り、話を発展させていけるコミュニケーション能力が必要となります。
つまり会話のキャッチボールがしっかりできることが大切です。