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ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル × ミキモトコスメティックス

~海と真珠のチカラ~ 「スパ」プログラムに、エステメニューを組み込み! ミキモト コスメティックスとのコラボ企画で初の導入

【月刊HOTERES 2015年09月号】
2015年09月03日(木)
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御木本製薬㈱ 取締役 第2 営業推進センター長 小川 雅也氏

今回のコラボレーション企画について、きっかけをお聞かせ下さい。
 
 前提に、両社にさまざまなご縁がありました。その上で、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのスパ開設と、ミキモト コスメティックスの銀座出店がともに10 周年を迎えることなどがきっかけになりました。今回のコラボレーションの実現、施術の導入にあたっては、ホテルのスパスタッフの方に座学と実技の研修を受けていただき、商材を含めた弊社への理解を深めていただくと同時に、我々もホテルのことを学ぶ機会を得ました。
 
コンセプトやコラボによるホテル側へのメリットはどのようにお考えですか。
 
 御木本製薬㈱は『真珠を通じて美を追い求める』を理念に、1943 年から国内で70 年以上に渡り製剤や化粧品を通じて、世の中に「美と安心」を提供し続けてきた実績と高い信頼があります。また、普段から弊社製品をご愛用いただいているのは40 代以上の女性が中心となります。この層はホテルによっては単価アップの実現やリピート率の向上など、非常に価値の高い顧客層ですから、多角的な経営および施設運営のサポートが予想されます。
 
他施設への導入など、現状を伺えますか。
 
 スパとエステに関しては、直営店の運営からコスメ商品の導入・販売まで行なっています。他宿泊施設への導入実績もあり、PR やコラボ企画も行なっていますので、今後はその実績を拡大していきたいと考えています。
 
ではここで、今回使用される『ムーンパールシリーズ』についてお聞かせ下さい。
 
 弊社の主力商品のひとつで、一番の特徴はその保湿力にあります。数種の整肌、保湿成分が配合されており、乾燥肌や敏感肌の方にはさらにその効果を実感いただけると自負しています。製造には、「超純水」と呼ばれる医療分野で用いられる水を使用。ホテルに安心して施術を行なっていただく上で、弊社のこだわりは非常に適しているのではないでしょうか。
 
 加えて、これは今回ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルとのコラボだから言えることなのですが、施術と免疫力の関連で言えば「良い眺望の中で施術を体験すると、免疫力が通常よりも高まる」とされています。外的要因も含め、都心から30 分場所を移すだけで最大限の効果を得られる環境が整ったことは、とても贅沢なことだと我々自身感じています。
 
最後に今後の取り組みをお聞かせ下さい。
 
「真珠を通じた美と健康」というキーワードがヒントになるのではないかと考えています。「ミキモト=真珠」といったイメージが強いと思いますが、弊社は現在90% 以上が化粧品事業で占めておりますので、施設の単価アップにつながるアイテム、例えばアメニティやミキモトの世界観を提供できるようなコンセプトルームなどで貢献できると考えます。弊社としても、単に契約や導入施設数を増やすだけではなく、さまざまな形でお客さまの目に触れる機会を創造することで、新たな顧客の獲得が実現できると期待しています。


ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 宿泊部 スパ ベイ ウィンドー マネージャー 竹 有紀子氏

 
 ホテルのスパが開設して、10 年が経過しました。開設当初は、今よりスパ施設を保有するホテルがずっと少なく、弊社は先駆け的な立ち位置だったのですが、現在はその数も増え、マーケットシェアの獲得が激化しています。お客さまに変わらずリピートしていただくために新たなものを求める中で、ミキモトコスメティックスとのコラボを心強く感じています。導入にあたっては、座学と技術両面の研修を行なっていただきました。弊社のスパではリラクゼーションを追及しお客さまをお迎えしてきましたが、今回の企画をきっかけに美容にも注力していこうと考えています。
 
 施術を行なう側の印象として、従来の施術と異なるのは、手技による部分が多いことです。西洋と東洋の融合ということで、ツボや経絡など、一つ一つの工程が細かく施されていきます。そこに『ムーンパールシリーズ』を用いることで、全体の保湿感や肌品質向上の相乗効果による、一段上のお客さまの満足を期待しています。実は企画実現にあたり、弊社 事業開発部長が御木本製薬様の本社及び工場を訪問し、その施設を視察させて頂いています。「製造過程では、高い乳化技術や衛生管理の行き届いた製造ライン、御木本独自の技術を拝見した。世代も広く肌質も様々なお客様に施術するホテルとして、安心して導入させて頂ける」と、その情報を共有してくれました。特に乳化技術においては、日本で数台しかないと言われる機械を用いることで、その独自性を高めておられると伺いました。
 
 スパ・エステ施設の増加とともに、その選択肢も多様になっていると思います。従来提供しているものとのすみ分けが直近の課題となりますが、『ミキモトコスメティックス』というブランドと、ホテルのお客さまがうまく調和することで、スパとしては特化した存在を目指し、また来館のきっかけとなる施設になることで、FB や宿泊といった他部門への売り上げにもつながるようにしていきたいと思います。

同社の施設では、商品の企画から研究開発、製造、販売まで、一貫体制で行なわれる
ミキモトコスメティックスの商品を支える本社工場

ミキモト コスメティックス カスタマーセンター フリーダイヤル 0120-226-810(平日9:00 ~ 20:00 土・日・祝9:00 ~ 17:00)
HP:www.mikimoto-cosme.com

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