繁盛ホテルに至る「サービス・プロフィット・チェーン」戦略と「ダイバーシティアイランド沖縄」の実現
沖縄のホテルを良く知る人は、ここ数年でホテルパームロイヤルNAHA 国際通り(以下、パームロイヤル)の印象が大きく変わったとお感じではないだろうか。2005 年に開業した当時、いわゆるビジネスホテルであった同ホテルだが、今ではアネックス館を増設し、プールを新設したりして、国際通りで最も目立つアーバンリゾートホテルという存在になっている。そして、旧来の庶民的な国際通りが、パームロイヤルの周辺だけは高級感あるリゾートエリアのように変わってしまった。パームロイヤルは、どのようなプロセスでブランドやイメージを変えていったのか、同社の高倉総支配人に話を聞いた。
Profile
高倉 直久 氏
(Naohisa Takakura)
1979 年生まれ、沖縄県那覇市出身。沖縄県立首里高等学校卒業、亜細亜大学卒業UCLA extension。大学卒業後、福岡県芥屋ゴルフ倶楽部へサービス研修のため2 年間研修。沖縄県内のゴルフ場に就職後、ホテル立ち上げのため退職。2005 年『ホテルパームロイヤルNAHA 国際通り』支配人に就任。
07 年11 月代表取締役総支配人に就任。14 年南部最大のメガソーラー施設の企画立案。事業に従事。LGBT 支援団体(一社)ピンクドット沖縄の代表理事をはじめ、各観光関連8 団体の副会長や理事を兼務している。