訪日99.9%減の1700人 出国99.6%減の5500人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数―出国日本人数の2020 年5 月の推計値がまとまった。訪日外客数は前年同月比99.9%減の1700 人となり、8 カ月連続で前年同月を下回った。また、単月の訪日外客数としては、JNTO で統計を取り始めた1964 年以降、過去最少となった。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大により、多くの国において海外渡航制限や外出禁止などの措置が取られていること、また、日本においても検疫強化、査証の無効化などの措置の対象国が拡大されたことなどにより、前月に続き、22市場すべてで訪日外客数がほぼゼロに近い数字となる要因となった。
市場別では、台湾は、前年同月比100.0% 減の10 人未満であった。新型コロナウイルス感染症の拡大により、3 月17 日以降、台湾における日本の渡航警戒レベルがさらに引き上げられたことなどに加え、日本においても4 月3 日以降、日本における検疫強化、上陸拒否の対象となったことなどもあり、訪日者数は前年同月を大幅に下回った。
米国は、前年同月比100.0%減の50 人であった。3 月19 日以降、米国において、外国への渡航中止勧告等が発令されたことに加え、3 月26 日以降、日本における検疫強化、上陸拒否の対象となったことなどもあり、訪日者数は前年同月を大幅に下回った。
また、出国日本人数は5500 人(99.6% 減)だった。
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