名古屋港水族館
愛知県には、名古屋城、熱田神宮、東山動植物園など観光名所には事欠かないが、いま当県で最も注目されるのは、名古屋港水族館である。南館が開館したのが1992 年、北館は2001 年に開館し、総合して床面積は2 万1000㎡となり日本一に。年間来場者数も平成29 年に222 万人を記録し、日本三番目の多さとなった。当水族館の特色は、大きさだけではない。まず日本には2 カ所しかいない「コウテイペンギン」を飼育しており、「シャチ」を飼育しているのは、当館と鴨川シーワールドだけである。そして研究活動もユニークだ。まずウミガメの研究繁殖。アカウミガメの人工孵化に成功。2003 年より米国海洋大気局と共同で、アカウミガメを放流し人工衛星で追跡し、回遊ルートの調査研究を実施しており、ペンギンやシロイルカ、シャチの人工孵化、研究にも成功している。
県民分配所得は全国第3 位
愛知県の面積は5173.0m2で全国27 位と、愛媛県より小さく、千葉県より大きい。人口は756.5 万人で全国第4 位。埼玉県より多く、大阪府より少ない。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は13.5%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は62.0%、65 歳以上の老年人口は24.5%で、全国と比較すると、15 ~ 64 歳の生産年齢人口比率がやや高くなっている。県民分配所得は27.5 兆円で全国第3 位。一人当たり所得は367.7 万円であり、全国で東京都に次いで第2位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.4%、第2 次産業は42.3%、第3 次産業は57.2%で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は47.0 兆円で全国第1 位、人口当たりでも641.9 万円で全国第1 位となっている。
ホテルの伸び率は施設数、客室数とも平均を下回る
飲食店数は14 年で3 万7867 店。内訳をみると、食堂・レストランが2181 店で5.8%、専門料理店が1 万802 店で28.5%を占める。その中で多いのはその他の専門料理店の3250 店で8.6%を占める。次いで中華料理店が3186店の8.4%と続いている。そのほか、すし店が1348 店(3.6%)、そば・うどん店が1618 店(4.3%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは4482 店(11.8%)、酒場・ビアホールは7124 店(18.8%)と多く、両者で30.6%を占める。以上のほか喫茶店は8428 店(22.3%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は1727 店(4.6%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は3022 店である。ホテル数は17 年で301 軒、客室数は2 万8769 室で、2000 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は15.8%、客室数は全国の45.9%に対して当県は40.8%の伸びで、いずれも平均を下回っている。
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