1948年の創業以来、タイの文化とおもてなしの心を反映したホテルを国際的に展開してきたデュシットインターナショナル。アジアを中心に「デュシットテワラナ」「デュシタニ」「デュシット D2」「デュシットプリンセス」「アサイー」の五つのホテルブランドを世界各国に広げている。ホテルマネージメントと教育に関するリーディングカンパニーとして、ホテルで働く人材育成のための専門大学も運営。タイの伝統を背景としたオリジナリティーあふれるホスピタリティーを追求するデュシットインターナショナルの活動について、COOのリム・ブーン・クウィー氏にインタビューした。
Profile
リム・ブーン・クウィー氏
(Lim Boon Kwee)
デュシットインターナショナルのバンコク本社を拠点とする COOであり、4大陸のデュシットホテル&リゾートの運営を統括する。デュシットインターナショナルホテルビジネスユニットの財務および運営の責任者として、企業レベルおよび現場レベルでセールス&マーケティング、客室、フード&ビバレッジ、エンジニアリングおよびテクニカルサービスの各部門を統括。世界規模で拡大する開発チームもサポートする。
Dusit International URL:https://www.dusit.com/ja/
異なるターゲットに向けた 5ブランドをアメリカ、ヨーロッパを除く全世界で展開
---デュシットインターナショナルはどのような会社か教えてください。
デュシットインターナショナルは1948年に現名誉会長のタンプイン・チャナット・ピヤウイ氏によって創業されました。最初のホテルがバンコクに開業したのは 1949年のことです。創業以来、71年間にわたって組織を発展させ続け、現在は 11カ国で五つのブランド「デュシットテワラナ」「デュシタニ」「デュシットD2」「デュシットプリンセス」「アサイー」の傘下で、33ホテルを展開しています。
客室数はトータルで約 8000室となっています。
さらに 2018年には、ラグジュアリーなヴィラバケーションレンタルのプロバイダーである「エリートヘブンズ」を買収しました。トータルで 238棟のヴィラがあり、一つ一つがミニリゾートのようなスタイルになっているのが特徴です。部屋数については小さなタイプで 4室、大きなタイプで 10室から12室あるヴィラを展開しています。