地下中央部の中庭に植えられた竹林が1 階ロビー階にまで茂っている。エントランスから最初に出迎える仕掛けの一つ
世界を発見するというストーリーを持つ、アコーが展開するプレミアムホテルブランド「M ギャラリー」。京都・三条大橋のたもとに、日本初として、「京都悠洛ホテル M ギャラリー」が誕生した。“Inspired by her” をキーワードに、究極の女性向けホテルとして打ち出している「M ギャラリー」は、「安全かつ快適であると感じること」、「ウエルカムキット&サービスにより、心からのやすらぎと幸福な気持ちを得られること」、「健康的でバランスのとれたフードとドリンクの提供をすること」をモットーに、女性旅行客の滞在体験の向上を目的としている。
悠久の時の流れとともにたたずむ鴨川からは至近。京都らしい町並みに、まるで昔から存在していたかのように、その地に溶け込んでいる。館内吹き抜けには青々とした竹林を臨み、スチール製の松の盆栽や伝統工芸を用いたアートが出迎え、客室を含め随所に散りばめられた和と洋の融合が相まった空間は、大正ロマンを思わせる。
館内バーの店名「一八六七」とは、大政奉還の行なわれた年。文明開化から大正ロマン期の京都三条をモチーフに、ホテル全体のコンセプトでもあるタイムトラベルを意識したオーセンティックなしつらえを施したほか、ヘッドバーテンダーによるさまざまなオリジナルカクテルも楽しめる。
世界で100 店舗以上展開する「M ギャラリー」は今後、さらに注力していくブランドという。
オーソドックスな外観に反し、館内はダイナミックかつ繊細なインテリアを配した。ミステリアスな“隠れ家”的な存在をめざす
グリルレストラン「54TH STATION GRILL」(104 席)では宿泊者の朝食(7:00 〜10:30・ブッフェスタイル)を提供。ほかランチ(11:30 ~ 14:30)、ディナー(18:00 ~21:30)。シーンに合わせた使い勝手の良いデザイン
バー「1867」(42 席)は、ティータイム(11:30 ~ 17:00)は目にも鮮やかなスイーツを提供。バータイム(17:00~ 24:00)には、ここでしか味わえないオリジナルカクテルを用意。画像は「Lady In Bloom」
【DATA】京都悠洛ホテル Mギャラリー
https://kyotoyurahotel-mgallery.com/
所在地=京都府京都市東山区大橋町84/開業年月日=2019年4月26日/地上5階・地下1階建て/敷地1557.65㎡・建物1240.69㎡・延べ床面積6302.34㎡/客室数=144室〈ツイン81室(26〜30㎡)、ダブル59室(22〜30㎡)、スイート4室(54㎡)〉/そのほかの施設サービス=グリルレストラン、ラウンジ&バー、ジム(24時間)/客室タイプ=クラシックルーム、スーペリア―ルーム、デラックスルーム、京スイート〈1室2万5000円~〉/メインターゲット=30〜60代の女性、カップル、レジャーFIT、国内客4割程度想定/設計=㈱久米設計/施工=日本建設㈱/運営=㈱ホテルWマネジメント