国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスを提供するスカイスキャナージャパン(株)(本社:東京都千代田区 https://www.skyscanner.jp/ )は2月5日、「2019年春節 訪日旅行(インバウンド)で人気急上昇の旅行先トップ5」を発表した。
春節(旧正月)期間中のアジア8エリア発・日本行きの往復航空券の予約状況を昨年と比較した結果、最も伸び率が高かった都道府県は熊本県だった。
1位は、+97.4%(約2倍)の伸びを見せた熊本県。
旅行者の居住国別では香港からの予約が最も伸びており、香港のLCC・香港エクスプレスが2018年5月に熊本−香港線を定期便化するなど、アクセスの向上が大幅な伸びにつながったとみられている。
また韓国のLCC・ティーウェイ航空が2018年11月に熊本−大邱線で定期便を就航したことなどから、韓国からの予約も好調だ。
2位にランクインした愛媛県は、日本最古の温泉といわれる「道後温泉」、サイクリングコースとして知られる「しまなみ海道」など訪日客にも人気の観光地を擁し、+64.7%(約1.6倍)の予約増となった。
主要空港の松山空港には上海線・ソウル線の2つの国際線が就航しており、2018年10月にチェジュ航空の松山−ソウル線が増便したことなどから、スカイスキャナーでは韓国在住者による予約が最も伸びている。
さらに、2019年にはエバー航空による松山−台北線の開設も発表されていて、四国や瀬戸内地方の周遊旅行の玄関口としても、今後利用者が増加するとみられている。
3位は、+23.1%(約1.2倍)の伸びを見せた香川県す。2018年10月に韓国のLCC・エアソウルが高松-ソウル線を毎日運航へ増便したことなどが寄与し、韓国からの予約が最も増加した。高松空港には、ソウル・上海・台北・香港の4路線が運航しており、四国観光のハブとして利用されている。
+22.3%(約1.2倍)の予約増で4位に入った宮城県では、2017年9月にPeach Aviationが仙台空港を拠点化し、仙台-台北(桃園)線を就航。タイガーエア台湾も2018年10月に台北線を週2回から5回へ増便するなど、アクセスがよくなっていることに伴い、台湾の利用者による予約が好調となった。
5位の宮崎県では、2017年12月、初のLCC国際線としてイースター航空が宮崎−ソウル線に就航したことなどから特に韓国在住者の予約が順調に伸び、+18.1%(約1.2倍)となった。
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