近年、中国国内ではスマートフォンを用いた決済のキャッシュレス化が急速に普及しており、中でも利用者数が多い「Alipay」と「WeChat Pay」を利用できる環境を整えることで、訪日中国人観光客の利便性向上を図るとしている。
阪急阪神ホールディングスグループでは、かねてからインバウンドの誘致強化及び受入体制の整備を進めており、今後もグループ各社が保有・運営する梅田を中心とした施設へのインバウンド誘致に向けた施策を推進することで、訪日外国人旅行者のニーズに応え、より快適に過ごしてもらえるサービスの提供を目指していくとしている。
※1 記載されている会社名、製品名は、各社の商標登録又は商標。
※2 モバイル決済サービスの導入は、阪急阪神ホールディングスグループ傘下のアイテック阪急阪神(株)(本社:大阪市福島区 代表取締役社長 浜田 真希男)において、サービスの提供、セキュリティ対策、運用支援等を行なうとしている。
1.ホテルの導入概要
(1)対象ホテル
ホテル阪急インターナショナル・大阪新阪急ホテル・新阪急ホテルアネックス・梅田OSホテル・ホテル阪神大阪・千里阪急ホテル・ホテル阪急エキスポパーク・宝塚ホテル・京都新阪急ホテル・レム新大阪・第一ホテル東京・第一ホテルアネックス・レム日比谷・レム秋葉原・レム六本木・第一ホテル東京シーフォート・吉祥寺第一ホテル・レム鹿児島(以上18ホテル)
(2)導入予定時期
2018年11月中旬以降
(3)サービス概要
宿泊費の支払い、ホテル内のレストラン・売店での支払い等で「Alipay」「WeChat Pay」を利用する。
2.ショッピングセンターの導入概要
(1)対象ショッピングセンター
グランフロント大阪ショップ&レストラン
(本施設への導入以降、阪急阪神ホールディングスグループが運営・管理する梅田を中心としたショッピングセンターへ順次展開)
(2)導入予定時期
2019年2月以降
(3)サービス概要
各店舗での支払いで「Alipay」「WeChat Pay」を利用できる。(一部店舗を除く)
※ 3 グランフロント大阪ショップ&レストランは阪急電鉄(株)が共有者として一部を所有しており、阪急阪神不動産株式会社が運営業務を担当している。
<ご参考>
■「Alipay」とは
アリババグループが提供するモバイル決済サービス。2004年から中国国内で提供を開始し、少額から高額の支払いまで日常的に利用されている。アクティブユーザー数は約8.7億人に達し、同国内のモバイル決済全体の約54%のシェアを占めている。
■「WeChat Pay」とは
テンセントホールディングスが提供するモバイル決済サービス。2013年に中国で最多の利用者数を誇るコミュニケーションアプリ「WeChat(微信)」内での決済サービスとして提供を開始し、少額決済の手段として定着した。同国内のモバイル決済全体の約38%のシェアを占めています。
※4 文中のモバイル決済のシェア率は、易観発表「中国第三方決済移動決済市場四半期観測報告2017年第四四半期」より引用している。
阪急阪神ホールディングス株式会社