東京商工リサーチによる2018 年8月の「倒産月報」が9 月10 日に発表。全国の企業倒産件数は694 件、負債総額が1212 億6800 万円となった。
倒産件数は前年同月比8.6%増(55件増)で、5 カ月ぶりに前年同月を上回った。ただし、8 月度の水準としては19997 地区で前年同月を上回った。都道府県別では前年同月比増加が25 都道府県、減少が2 府県、同数が10 県になるなど、産業や地域によって増勢もうかがえ、倒産減少の底打ち気配を色濃くした。
負債総額は前年同月比31.2%増(288億9300 万円増)で2 カ月連続で前年同月を上回った。負債100 億円以上の大型倒産が2 カ月ぶりに発生したが、全体では負債1 億円未満が510件で(構成比73.4%)で、小規模倒産が大半であることに変わりはない。
人手不足関連倒産は2013 年1 月の調査開始以来で最多の45 件(前年同月比20 件)にのぼった。
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