昨今、花嫁のニーズの多様化はますます加速しています。最大手メディア「ゼクシィ」では「クラスタ」という名称で呼ばれる8 つの花嫁タイプに向けた施策が推奨されています。花嫁タイプは3 ~ 5 つ程度はありますが、多くの施設の結婚式コンテンツのターゲットは外から拝見する限り、1 ~ 2 つ程度で圧倒的にメディアよりも不足しています。つまり、ターゲット対策をメディアのみに依存するのはナンセンスなのです。今回はその理由と具体的対策についてお話ししていきましょう。
SoZo ㈱ 代表
あつみゆりか
〈プロフィール〉マイナビウエディング初代編集長。2 年で就任時の総来館予約数の5 倍へ育成。2015 年末に退社し、SoZo ㈱を起業。日本初のブライダルWEB担当者「ウエディングWEB プランナー®」を育成する「集客創造スクール ウエディングWEBカレッジ」を創設。現在、東京校・大阪校にて第3 期生を募集中。
【理由1】お客さまホームページにこそ網羅性を求めている
多くのお客さまの結婚式場選びは、一つのサイトで完結することはなく、Web 上のさまざまなサイトを行き来します。特に結婚式は高額商品。パッと見で来館予約を決める人はごく稀です。そのときに1 度はチェックしておこうという場所がホームページ。お客さまの意識としてホームページは公式情報が掲載されていると考えるケースが多く、別サイトで載っていた情報がホームページにない、というのは不足感につながります。ですから「特定のウエディングWeb メディアでターゲット対策したから十分」ということはないのです。