京都寺町六角ホテル外観パース
「デスティネションシティ 京都」は一日にして成らず
目先だけにとらわれない、幅広く長期的な視点を持った取り組みが必要である
内外さまざまな要因によって国内の観光市場は全国的に盛り上がりを見せており。ホテル業界もその恩恵を受け、国内の宿泊市場は、地域差はあるものの全国的に良化の傾向を見せている。
ベッセルホテル京都五条外観.
その中でも京都市の実績は著しい。6月17日に公表された「平成26年京都観光総合調査」において観光客数、宿泊客数、外国人宿泊客数、観光消費額ともに統計市場過去最高を記録。そして、米国の著名旅行雑誌『Travel + Leisure』誌の「World’s Best Awards」では日本の都市としては初めての1位を獲得した。このすばらしい実績は、決して「京都―KYOTO―」というブランドだけがもたらしたものではない。
AHN東面 サイン設置イメージパース
明確な指標を定め、そのデータを継続的に収集し続ける努力。そしてそのデータの分析から抽出あれる課題に対して細かな施策を定め、そのデータを継続的に収集し続ける努力。そしてそのデータの分析から抽出される課題に対して細かな施策を定め、積み重ねる努力。これら京都市の姿勢は、地方自治体はもちろん、宿泊業をはじめとしたあらゆる経営者にとって、学ぶべきことが数多くあるはずだ。「京都だから」と見るのか、その取り組みから学ぶのか。大きな差を生むであろう。
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