国際会議の意義の普及啓発と推進を図るJNTO国際会議「誘致の部」の授賞式。ほか「開催の部」を含めた授賞式典 には多くの関係者が集まった
観光庁の調査によると、2015 年の国際会議消費額は3299 億円で、同年の国際会議開催による経済波及効果は5905 億円。また、インバウンドの消費額ではトラベラーの15 万5896 円に対し、MICE インバウンドは26 万3732 円(1 人平均)という。国もMICE 誘致を後押しする中、2 月28 日、「平成29 年度日本政府観光局(JNTO)国際会議誘致・開催貢献賞」の授賞式が、東京・新宿の京王プラザホテルで開催された。「第27 回国際MICE エキスポ」(IME2018)」の併催プログラムで、同賞は国際会議の誘致および開催における優れた功績をたたえ、国際会議の意義の普及啓発や推進を目的に創設され、10 回目となる。今回は2016 年度中に誘致・開催された国際会議の中から、コンベンション有識者で構成される審査委員会による審査を経て、国際会議誘致の部7 件、国際会議開催の部6 件の計13 件が選出された。