日本政府観光局(JNTO)が2月21日に発表した2018年1月の訪日外国人客数は、前年同月比9.0%増の250万1500人だった。2017年1月の229万5668人を20万人以上上回り、1月として過去最高を記録した。
JNTOは航空路線の新規就航や増便、クルーズ需要の増加などが、各市場で実施した訪日旅行プロモーションの効果と相まって、訪日外客数全体としては堅調に推移したとしている。一方で、2017年は1月末にあった旧正月休暇が2017年は2月となったことにより、その影響を受けた中華圏の国や地域などでは、訪日者数が伸び悩んだ。
2018年1月の状況と前年比推移は以下のとおり。
訪日外国人数(実数) 単位:千人 (編集部作成)
訪日外国人数前年比伸び率 (編集部作成)
市場別では、韓国、豪州が単月として過去最高を記録。旧正月休暇の日程変動の影響を受けて前年同月を下回った台湾、香港、マレーシア、カナダ、英国を除いて、13市場が1月として過去最高となった。
各市場別の数値は以下のとおり。
2018年1月 訪日外客数 (JNTO推計値) 出典:日本政府観光局(JNTO)
訪日外客数のシェアの比較 2017年/2018年
日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/