2017 年8 月、ANA インターコンチネンタルホテル東京の総支配人に就任したミシェル・シェルトー氏は、インターコンチネンタルホテルズグループで30 年以上勤務し、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアの主要な三つの地域で15 年にわたる豊かな総支配人経験を持つ。リージョナル総支配人として東京と沖縄を担当し、インターコンチネンタル・ブランド・アンバサダーとしても活躍中のシェルトー氏に現状までの営業概況と今後の戦略について話を聞いた。
ANAインターコンチネンタルホテル東京
総支配人 兼 リージョナル総支配人 東京・沖縄
ミシェル・シェルトー 氏
(Michel Chertouh)
フランス出身。インターコンチネンタルホテルズグループに30 年以上勤務。主要3 地域(ヨーロッパ、南アメリカ、アジア)での総支配人経験を持つ。主な経歴は、2001 年7 月〜2005 年4 月:InterContinental & Crowne Plaza São Paulo( サンパウロ- ブラジル) 総支配人/ 2006 年1 月〜2008 年6 月:InterContinental Mar Menor &InterContinental La Torre(スペイン)総支配人/ 2008 年6 月〜2011 年8 月:InterContinentalRio de Janeiro(リオ・デ・ジャネイロ- ブラジル)総支配人/ 2011 年8 月〜2013 年3 月:CrownePlaza West Hanoi Hotel & Residences(ハノイ‐ベトナム)総支配人/ 2013 年3 月〜2017 年7 月:InterContinental Bali Resort(バリ‐インドネシア)総支配人、およびマレーシア、インドネシア、タイのリゾートを統轄するリージョナル総支配人を兼務し、2017 年8 月から現職。
ANAインターコンチネンタルホテル東京
〒107-0052東京都港区赤坂1-12-33
Tel:03-3505-1111 http://anaintercontinental-tokyo.jp
❒ 日本で総支配人に就任して約半年となります。現状までの営業状況および、世界中のさまざまな地域での総支配人経験を経て感じる日本・東京のホテルマーケットのポテンシャルについてお聞かせください。
日本のマーケットは好調です。インバウンドの増加は主に中国、韓国、台湾からの入客が好調にキープしているからと考えています。政府のインバウンド政策として、訪日プロモーションを応援していることが大きな力になっています。ビジネス客も好調に推移しており、これは日本とアメリカの景気によるものと考えられます。国内需要では料飲部門の売り上げがよく、特に2・3 階および36・37 階にあるレストラン・バーが好調で、これは日本ならではの傾向でもあります。
日本のウエディングもイベントマーケットとしての特徴があります。結婚式をする前から結納などで施設を使い、いろいろな準備をして結婚式当日は2 次会などでもレストランを使うということです。