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  • 桐明幸弘 大山美和  「旅館の事業承継と地方創生について」 ~地域一体再生のご提案~ 連載⑤ 問題の4. 適切な設備投資ができておらず、また投資資金も準備できない。
連載5 桐明幸弘 大山美和  「旅館の事業承継と地方創生について」 ~地域一体再生のご提案~

連載⑤ 問題の4. 適切な設備投資ができておらず、また投資資金も準備できない。

【月刊HOTERES 2018年02月号】
2018年02月02日(金)
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〈桐明幸弘プロフィール〉
福岡県出身、昭和55 年「東洋信託銀行」(現三菱UFJ信託銀行)入行、平成2 年に独立系のM&A 仲介専門会社「レコフ」に入社。外資系投資銀行を経て、平成13 年にトーマツグループのM&A アドバイザリー子会社入社。平成15 年より監査法人トーマツにて事業再生部門を立ち上げ、ホテル・旅館等を中心に事業再生支援サービスに従事。平成19 年に独立起業し「株式会社インテグリティサポート」代表取締役に就任。福岡市経営補佐顧問、神奈川県地方公社等専門部会委員、週刊ホテル・レストラン編集委員、太平洋クラブ株式会社社長など務める。
 
 
〈大山美和プロフィール〉
ネクストステージ・コンサルティング 代表
ファミリービジネス事業承継研究会 主宰
東京都出身、日本女子大学卒業、ボストン大学経営大学院MBA 修了。米国公認会計士。
米系金融機関、大手会計事務所KPMGニューヨークにて勤務後、平成9年帰国して同社日本拠点の創設と主要大手金融機関の不良債権処理や事業再生アドバイザーのパイオニアとして活躍。平成15年デロイトトーマツに転籍し、企業再生に加えて国内外M&Aを含む総合的ファイナンシャルアドバイザリー業務を展開し、旅館・ホテルを含めたホスピタリティ業界の対応案件に多く関与した経験を持つ。現在は、独立して旅館に代表されるファミリービジネスの経営革新や事業承継案件に数多く携わり、また、宿屋大学をはじめとする講座やセミナーなどを通して、旅館・ホテルの経営者・後継者に向けた『ネクストステージ・コンサルティング』を展開している。

 今回は、「地域一体再生」スキームで解決できる問題とその障害となるものについての前号からの続きを解説し、それからいよいよスキーム自体の説明に入っていきたいと思います。これまでの連載で、旅館が抱える問題について、その解決策としての地域一体再生がどのようなメリットがあり、障害となるものが何かというご説明をしてきましたが、今号からは、具体的にどうやってこのスキームを進めていくべきかについて記述していきたいと思います。
 

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