Case Study 3
加熱式たばこが
楽しめるワインバー
Gyukushi & Wine Bar Borracho(ボラチョ)
https://www.facebook.com/gwb.borracho/
glo(グロー) ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン
新橋駅近くにあるワインバーBorracho(ボラチョ)は幅広い年齢層の男女に愛されるワインと牛串が人気の店舗だ。マネージャーでもありソムリエでもある斎藤崇貴氏との会話を楽しむべく一人での来店も少なくないという。そんな同店は“店内禁煙、加熱式たばこ3 社商品のみ使用OK”とする店舗だ。
1 商品単体OK の店舗は見かけるようになってきたが、3商品すべてOKを謳っている店舗はまだ珍しい。店頭に表示される3 社共同の加熱式たばこOK シールはブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン社から提供されたそうだ。同店が禁煙を謳ってきた中で加熱式たばこの利用をよしとしたのはなぜか聞いたところ、「まず常連のお客さまに加熱式たばこの利用者が多かったことがあげられます。当初はIQOS(アイコス)を吸われている方が多かったのですが、最近はglo(グロー)の利用者も増えました。
当店の場合料理はもちろんですが、やはりワインという香りを楽しんでいただくものを扱っていますからその邪魔をしないという点も良かったです。また3 社商品すべて使用可というのをやっているお店がほかになかったという点で新しい試みに面白さを感じました」。実際、このシールを見て来店するお客さまも増えたといい、今後HP や情報サイトでの提示も考えているという。さらにアルバイト従業員の職場環境という点でも「加熱式たばこであれば望まない受動喫煙対策にも効果的といった意見からいいのではないかと考えました。私自身は愛煙家ですがまったくたばこを吸わない従業員もいますから、その意向も尊重したいと考えていますし、お客さまにもそういった方がいるので皆の意向が共存できる点も良かったですね」。
実際、たばこを吸わない従業員からも加熱式たばこはニオイもせず、煙ではなくベイパーなので評判が良いという。glo などはその斬新なスタイルがきっかけでお客さま同士の会話が始まり、中にはビジネスが生まれるケースもあるそうだ。現在、東京都などが条例案に織り込もうとしている飲食店の全面禁煙に加熱式たばこも含まれる案について聞くと「とても困ります。港区は路上喫煙も禁止されていますし、お客さま離れにつながる可能性がとても高いのでそこは慎重に考えてもらいたいです」と斎藤氏。ソムリエの視点も含め加熱式たばこ利用を許可した同店に飲食店と加熱式たばこのポテンシャルが見えるのではないだろうか?