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060 岡村衡一郎  サービス・イノベーション 48手 ―Part2  ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

060 「こっちへ行こう」を決める

【月刊HOTERES 2017年10月号】
2017年10月06日(金)
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Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

 
変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」として紹介していた48 種。そのPart 2 としてお届けする。
 

パークホテル小野支配人と語る
チームで新しい価値を作り出す三つのポイント

10 月26 日㈭ セミナー開催
パークホテル東京 小野支配人と語る「チームで成果を出す六つのポイント+1」
http://www.scholar.co.jp/semina
 

 
 ジャパン・ツーリズム・アワードを受賞した、パークホテルの快進撃をご存じの方も多いだろう。61 号から63 号では、パークホテル東京の小野支配人にも語っていただきながら、ホテルらしく、新しくもうかるようにする実践ポイントに触れていく。
 
 パークホテルの変化を支えた原則は三つある。①「こっちへ行こう」を決める、②まずやってみる、③みんながうまく成り立つようにと考える。この三つのうち、どれか一つが欠けても変化の船出は座礁する。いい変化や成功事例の背景の多くは共通している。行き先をみんなの幸せを考えながら決める。思考だけに偏らず、まずはやってみる。やって分かった体感が行先をよりクリアにしていくように三原則は補完関係にある。
 
 行き先が見える人はみんなを忘れがちだ。まずやってみるが習慣の人は行き先の熟考がなされない。みんなの幸せを考える人は「こっちだ」と押し切れない。あぶりだした変化のパークホテルの変革は、決して特殊の事例ではない。では小野さんに一つ目のポイントについて語っていただこう。

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