JRホテルグループが主催する第15回「JRホテルグループ料理コンテスト」が8月24日、競技会場・後藤学園武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)および表彰式・ホテルメトロポリタン3階「光」にて行なわれた。
西洋料理部門の40歳以下の調理人を対象とした同コンテストは、グループホテルの「クッキングスタッフのスキル向上」、「JRホテルグループの活動アピール」、「グループの一体感の醸成」を目的に開催。
15回目を数える今回は、「“信濃ユキマス”と、指定副材料を使ったオリジナル西洋料理(温製)」をテーマとし、各地区から選ばれた24名(北海道1名、東日本11名、東海2名、西日本6名、四国2名、九州2名)の選手が競い合った。
調理光景
実技において持ち時間は2時間であり、「試食審査」と「技術審査」のそれぞれ五つずつの審査項目の総合得点によって評価された。「試食審査」は“味”“盛り付け”“独創性・アイデア”“素材の活かし方”“料理の完成度”、「技術審査」は“衛生知識”“調理技術”“作業の進め方”“経済効率”“盛り付け”の項目。両審査とも8名ずつの審査員によって得点が付けられた。
審査光景
優勝はホテルメトロポリタン エドモントの池谷 知美氏。作品名は“信濃ユキマスのガトー仕立て ソースブールブラン ベルべーヌ風味 各種野菜のフラン添え”。


準優勝はホテルメトロポリタン 鎌田 綾奈氏。作品名は“信濃ユキマスのオモニエールと信州リンゴのチャツネパイ”。


表彰に際し、審査員を担った会長の里見 雅行氏は「この機会を通じて切磋琢磨し、腕を磨き続けるのは、グループの発展に特に必要であると考えています」とコメントをした。


審査員長の中村 勝宏氏は総評として「西洋料理の原点であるフランス料理において、フランス料理として表現しきるために不可欠なのはソースであり、その洗練に向けこれからも勉強していってもらいたい」と選手に激励を発した。