ダイニングの中央に設置されたロングカウンター。料理によってはここがシェフズテーブルのステージになる
予約の取れない店として名高い築地の人気店、「東京チャイニーズ 一凛」がこの春、鎌倉の日本家屋を舞台に進化系業態の“ イチリンハナレ” を開店した。次世代を担う料理人としても注目の齋藤宏文氏が右腕として迎えたのは赤坂四川飯店時代の同僚で、カフェ、スパニッシュ、フレンチと他ジャンルの畑を歩いてきた盟友望月康弘氏だ。このタッグが実現したことにより、望月氏の経験が齋藤氏の培ってきた四川料理の世界観にフュージョンテイストを加味し、“ イチリンハナレ” の料理をヌーベルシノワの進化形に作り上げている。既に築地店で“ 一凛の中華” に魅せられたファンはもとより、鎌倉をはじめとした湘南のグルマンたちの舌も数多く楽しませており、ここが予約の取れない人気店となるのもそう遠くないことを予期させる。今後はガストロノミー分野での評価も意識して挑戦していきたいと語る齋藤氏。今後の展開が非常に楽しみだ。






DATA
所在地= 神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-17-6 /電話=0467・84・7530 /営業時間=ランチ11:30-15:00(L.O.フード13:30/L.O.ドリンク14:30)/ディナー17:30-22:30(L.O. フード21:00/L.O.ドリンク22:00)/定休日= 月曜日(※臨時休業・臨時営業あり)/ URL:http://www.whaves.co.jp/ichirin/ /経営= ㈱ウェイブズ/店舗面積=63.5㎡(厨房30㎡)/席数=16 席/客単価= ランチ4500 円 ディナー1 万円