リステルホテルグループは今年の3 月24 日に創業50 周年を迎えた。オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災など随分と大きな変動に襲われながらもよく耐え、生き伸びてきた。特に主力旗艦である福島県猪苗代町の「ホテルリステル猪苗代」への原発風評被害は今でも大きな影響を受けており、厳しい状況に変わりはない。しかしながら30年前の1987 年に進出したリステルカナダの評判は高く本体を強くサポートしている。50 年続いている会社の2 代目社長にお話を伺った。
リステルグループ 代表 鈴木裕久 氏
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本誌では特別企画「50周年迎えたリステル 今後もリステルカナダと車の両輪で夢を追う」としてカナダおよび国内のリステルグループについて紹介しています。
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❒ 50 周年おめでとうございます。一企業が50 年続くというのはなかなか大変なことのように思います。
振り返ってみますと、よく生きながらえてきたなというのが本音のところです。多くの会社は10 年以内で姿を消すといいます。こうした現実を見ますと、よくぞ50年を迎えられたなと感慨深いものがあります。わが社の創業は50 年前に磐梯山と猪苗代湖を望む広大な土地を購入して別荘地販売を始めたのがスタートです。日本での別荘ブームの始まりで特に軽井沢、箱根などでは相当開発が進んでいましたので、それならと弊社ではより合理的な別荘として日本で初めて分譲型のホテルを猪苗代で始めました。高度成長期で、比較的裕福な人が出始めた時期です。別荘が一つのステータスでした。