両社がそれぞれ所有する土地は、JR大阪環状線の福島駅からは徒歩3分、阪神本線福島駅からも徒歩6分の好立地にあるが、その土地の形状等から、十分な活用が図られていなかった。これを受け、土地の高度利用を目的とする協議を進め、共同で一体的に開発する計画(以下、「本計画」)の合意に至ったもの。
これまで阪神電鉄・JR西日本では、阪神電鉄が「“たいせつ”がギュッと。」のキャッチフレーズの下、推進している、住みたい、働きたい、訪れたい沿線にするための各種の施策やJR西日本グループが展開する「大阪環状線改造プロジェクト」にて、地域と共に沿線の活性化に注力している。この事業により、国内外から関西へ訪れる観光客増加に伴う宿泊施設の不足に対応するとともに、沿線の利便性をさらに高め、「住みたくなる」「行ってみたくなる」沿線づくりを推進するもの。
【本開発計画の概要】
1:計画概要
(1)事業主体:阪神電気鉄道㈱
JR西日本不動産開発㈱
(2)所 在 地:大阪市福島区福島5丁目52番1、同7丁目2番1の一部
(3)敷地面積:2,584平方メートル(阪神所有分:1,785平方メートル、JR西日本所有分:799平方メートル)
(4)延床面積:11,079平方メートル(3,351坪)※予定
(5)建物規模:地上12階建
(6)建物用途:ホテル、商業施設
2:建物概要
(1)ホテルゾーン(地上1階~12階)
入居テナントは株式会社阪急阪神ホテルズ(本社:大阪市北区、社長:藤本和秀)を予定。
東京オリンピック・パラリンピック等の開催を控え将来的な客室不足が懸念される中、今回のホテルはビジネス客に加えファミリー客をターゲットに据え、約250室の宿泊主体型ホテルとし、近接するホテル阪神と一体的運用を図るとしている。
(2)商業ゾーン(地上1階~3階)
入居テナントはエイチ・ツー・オー リテイリンググループである株式会社阪急オアシス(本社:豊中市、社長:千野和利)を予定しているもの。
3:今後のスケジュール(予定)
2017年8月 建築工事着工
2019年春 開業
阪神電気鉄道株式会社
http://www.hanshin.co.jp/