日本政府観光局(JNTO)が4月19日に発表した2017年3月の訪日外国人客数は、前年同月比9.8%増の220万5700人だった。2016年3月の200万9549人を19万人以上上回り、3月として過去最高となった。
同局は、3月末であったイースター休暇が今年は4月となったことが、欧米豪を中心とした各市場の動向に大きな影響を及ぼし、訪日外客数全体の伸び率は1けたに留まった。しかし、航空路線の新規就航・増便、クルーズ船寄港数の増加、これまでの継続的な訪日旅行プロモーションの効果などが訪日需要を後押しし、単月としてはこれまでの中で3番目に多い人数となったとしている。
2017年3月の年間状況と前年比推移は以下のとおり。
訪日外国人数(実数) 単位:千人 (編集部作成)
訪日外国人数前年比伸び率 (編集部作成)
市場別では、米国市場が単月として過去最高を記録。フィリピン、豪州、英国、スペインを除く15市場が3月として過去最高となった。
各市場別の数値は以下のとおり。
出典:日本政府観光局(JNTO)
訪日外客数のシェアの比較 2015年/2016年
同局は2017年4月について、「日本の広い地域で桜が見ごろを迎える4月は、外国人旅行者にも人気の高い訪日旅行シーズンであり、イースターなど各市場の休暇に合わせた訪日需要の高まりが期待される。
日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/