キューバには7 日間滞在した。いつも青空が輝き、そう暑くもなくT シャツで十分快適に過ごした。滞在したホテルは旧市街地で海岸のそば。10 階建ての6 階。そばに高い建物はなく眺めは最高。弧を描く長い海岸は旅情を感じさせる。「そうだ、ここはカリブ海」。どこまでも遠い海をベランダから眺め、いつかは来てみたかったキューバでの休日をスタートさせた。
トラベルはトラブル、とも言うように思わぬアクシデントに見舞われる。もちろん日本での常識は通用しないとは百も承知だ。滞在先のホテルは半世紀も前にできたような古さで、時々エレベーターが動かなくなる。中に入ってボタンを押しても動かない。いったん閉まったドアは開きもしない。冷や汗を流しながらあちらこちら操作しているうちに、どうにか動き出す。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
不思議な国キューバ ②
【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年02月14日(火)