2005 年12 月2 日、東京・日本橋に開業したマンダリン オリエンタル 東京。「森と水=日本の自然」をモチーフに、和の趣を取り入れ、安らぎに満ちたラグジュアリーな空間を創出。マンダリン オリエンタル ホテル グループの理念である「センス・オブ・プレイス=立地する土地柄と文化に敬意を表するホテルづくり」を実現している。開業以来、数々の世界的な賞やランキングに輝き、2016 年には権威あるアメリカの旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』が主催する「リーダーズ・チョイス・アワード2016」において、北アジアを対象にしたホテルランキングで第1 位を獲得した。2016 年3 月、マンダリンオリエンタル 東京の総支配人に就任したポール ジョーンズ氏に、歴史ある日本橋の地に建つホテルとして、より一層の価値を打ち出すための取り組みと基本姿勢についてインタビューした。
マンダリン オリエンタル 東京 (マンダリン・オリエンタル東京株式会社) 総支配人 ポール ジョーンズ 氏
地域のコミュニティーと
手を取り合って共に進んでいく
❒ マンダリン オリエンタル 東京の第一印象は、どのようなものでしたか。
8、9 年前のことですが、マンダリン オリエンタル ホテル グループのセールストリップで東京に来たことがあります。その際に受けたマンダリン オリエンタル 東京の第一印象は「客室からの眺めがとにかく素晴らしい」というものでした。その息を飲むような景色は他のホテルではなかなか見ることができないので、とても感動的で心に残りました。もう一つはホスピタリティーのレベルの高さであり、日本人のおもてなしは非常に印象深かったです。こうした日本のホスピタリティー、おもてなしの体験から、「いつかまた東京に戻りたい」と個人的に思ったことを憶えています。