㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏
㈱ブライト 代表取締役 行政書士事務所ブライト 代表行政書士 夏目哲宏 氏
成約を獲得するための強引なセールスが強まる中、消費者センターにブライダルに関する訴えが増加傾向にある。もちろん業界側の意識の不足が招いたものも少なくないが、すべてが業界側に責任があるわけではなく、消費者の中には悪質なクレーマーも散見されるこの状況を打破し“業界で働く人たちの力になりたい”という思いで立ち上がったのが、㈱ブライト 夏目哲宏社長だ。業界初のブライダルに特化した総合法務サービスの事業内容や人材不足に対する考えなどをお聞きした。
福永 御社はブライダル業界初の総合法務サービスとして起業されました。始めに起業にいたった背景を教えていただきますでしょうか。
夏目 私は不動産業界から法務という職種でブライダル業界に転職しました。法務の立場からブライダル業界で働く人たちとお会いする中で、ブライダルの仕事の魅力や意義深さを感じるとともに、この業界で働く人たちの力になりたいという気持ちから、業界に特化した法務サービス事業を立ち上げた次第です。法務担当として㈱ノバレーゼに約5 年半勤める中、業界間の競争が激化するとともに、年々法律に関係する課題が増加してきたことに危機感をいだいていたことも起業の背景にあります。
福永 個人成績が重視されるがため強引なセールスによるトラブルや、逆にお客さまがある意味、施設側には非がない強引な苦情を寄せてくるケースも少なくはない現状ですね。ところで御社はどのようなチーム体制で運営をされていらっしゃるのですか。