“ 誠意をみせてほしい”、この台詞はウエディング業界関係者であれば何度も聞かされ、うんざりしている関係者も多いことだろう。消費者保護法が強化され、さまざまな情報が氾はんらん濫する中で消費者トラブルやキャンセルに関するカップル側の要求もエスカレートしてきている。この現状を打破すべく“ ブライダル業界の守護神たれ!” という強い意思のもと、日本初、ブライダル業界専門の総合法務サービスが立ち上がった。
㈱ブライト 代表取締役
行政書士事務所ブライト
代表行政書士
夏目 哲宏 氏
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㈲ビットマップ 代表取締役
一般社団法人IWPA 国際ウェディング
プランナー協会 会長
谷藤 進 氏
“ おめでたい席ですから…” はもはや封印
―ゲストハウスやレストランなど全国展開する㈱ノバレーゼの子会社として㈱ブライトが立ち上がったと聞きました。
夏目 社内の新規提案イベントで採用され、今春、起業しました。キャンセル料や結婚式におけるトラブルのクレームに対して法を軸とした正しい対応をすることが、業界の健全な発展と社会的地位を上げていくために必要であると考え、BRIGHT と名付けた業界専門の総合法務サービスを提供しています。構想は3 年前から抱いており、新規事業を提案するに当たっては自分でも法律サービスを提供できるように行政書士の資格を取得しました。―IWPA の谷藤会長とはどのような関係があるのですか。
谷藤 当協会の伊藤が以前ノバレーゼに勤めていたことと、ウエディングプランナーを養成し、事業や生活を守る立場にある協会としてウエディングに特化した法的な総合サービスは欠かせない存在であると認識、賛同したことに始まります。以前、ホテルの宴会部に勤めさまざまな経験をしてきました。その経験と消費者側が強くなり要求がエスカレートしている現状を改善するためにも、法を軸にした支援を推進していくべきという思いから、夏目社長とタッグを組み、業界発展に寄与していこうと決めたのです。