2016 年3 月に開業7 周年を迎えたシャングリ・ラ ホテル 東京。かつて同ホテルの開業準備から勤務した実績もある、マーカス・バウダー氏が総支配人に就任したことで、どのような舵を切るのか。抱負を聞いた。
シャングリ・ラ ホテル 東京 総支配人 マーカス・バウダー 氏
好調の宿泊はこのまま推移
戦略的な動きが課せられる料飲・宴会
❒ 就任早々ですが、まず2015 年業績を教えてください。
都市部のホテルならばどこでもそうなのでしょうが、「素晴らしい」につきますね。2011 年ごろと比べても信じられないような成長を遂げています。思えば09 年3 月の開業時には、「今この状況でホテルをオープンするのか」と皆に問われるほど不況でしたが、できる範囲でベストを尽くすしかないと言い聞かせて取り組んだのを思い出します。
16 年の展望ですが、昨年より業績は上がるとは思いますが、その伸び幅は緩やかでしょう。今年は、少し戦略を変更する必要があると考えています。若い世代による日本への旅行が増えていることを思えば、その動向を無視することはできません。