観光資源やおもてなしに磨きをかけ、正確な情報を丁寧に粘り強く発信していく
福島県知事 内堀雅雄氏
2011 年3 月11 日に起きた東日本大震災から早や5 年の月日が流れた。日本の観光業界はインバウンドの流れから宿泊業を中心ににぎわいを見せている。しかし東北地方では、そのインバウンド流入による恩恵をほとんど受けていない。特に福島は原発問題もあり、観光業において苦戦を強いられている。福島の再生には今、何が必要なのであろう。福島県知事である内堀雅雄氏に、県としての取り組みを聞いた。

福島県知事
内堀雅雄氏
〈Profile〉1964 年3 月26 日生まれ。長野県長野市出身。86 年、東京大学経済学部を卒業し、自治省入省。2001 年、福島県生活環境部次長。生活環境部長、企画調整部長を経て06 年12 月から14 年9 月まで副知事。同年11 月に福島県知事に当選。
地域のランドマークとなるホテルは
非常時にパブリック的な機能が求められる
ホテル辰巳屋株式会社 取締役総支配人 藤田徳三氏
福島の玄関口であるJR 福島駅前に位置するホテル辰巳屋は、地元民にはなじみ深い老舗ホテルである。また、福島におけるビジネスや観光の拠点であり、地域の行政および経済界による利用率も高い。同ホテルでは、東日本大震災以降の福島をどのように見定め、運営を続けてきたのか。その経緯と展望を、藤田徳三 取締役総支配人に伺った。

ホテル辰巳屋株式会社
取締役総支配人
藤田徳三氏
〈Profile〉1983 年、㈱ホテルニューツカモト入社。89 年、㈱ロイヤルパークホテル。主にレストランと宴会の業務に従事。数店舗のレストランマネージャーを経て宴会部門管理職昇進後は主に外務大臣、衆議院議長、内閣総理大臣などの官公庁の要人用ゲストハウス施設のサービス責任者として社外でのVIP サービス業務の統括を担当。2006 年、神戸メリケンパークオリエンタルホテル婚礼宴会部長、購買部長、人事総務部長、総支配人室付
など、ホテル運営全般の管理職を担当。13 年、ホテル辰巳屋株式会社入社。取締役総支配人に就任。
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