アジア地区で29 軒、日本では9軒のサービスアパートメントを展開するオークウッド・アジア・パシフィック・リミテッドは2016 年2月4日、オークウッドプレミア東京をグランドオープンした。本インタビューでは、同社マネージング・ディレクターのディーン・シュライバー氏に、新たにオープンしたオークウッドプレミア東京の特徴や、同社の今後の構想について聞いた。
質の高いサービスを備えた
サービスアパートメントをアジアで29 軒展開
❒ 本誌読者の方の中にはオークウッドにあまりなじみの無い方もいらっしゃると思いますので、オークウッドについて紹介をお願いします。
オークウッドは不動産の開発会社として1960 年に誕生し、1969 年に初となるサービスアパートメントブランド「オークウッドアパートメンツ」をつくりました。その後アメリカを中心にコーポレートトラベラーをターゲットとしてサービスアパートメント施設の開発を行ない、成長してきた歴史を持ちます。現在ではゲストのライフスタイルに合わせて、「オークウッドプレミア」、「オークウッドレジデンス」、「オークウッドアパートメンツ」と、3 つのブランドを有しています。
私がマネージング ディレクターを務めるオークウッド・アジア・パシフィックは1997 年にオークウッド・ワールドワイドと国際的な投資信託であるコロニー・キャピタルとのジョイントベンチャーで設立され、シンガポールを本拠地に現在中国、香港、日本、インド、インドネシア、韓国、フィリピン、タイで29施設の家具付きサービスアパートメントを展開しています。
❒ サービスアパートメントを展開する企業はほかにもありますが、その中でオークウッドの強みについて教えてください。
われわれの複数ある強みの中でも特に強調したいのは、サービスアパートメントにおいて、ホテルのような質の高いサービスを提供しているという点です。従来、長期滞在型のアパートメントやサービスアパートメントというのは、サービスという点ではホテルと比較してどうしても差があるのが実情でした。そこにわれわれは力を入れて取り組み、改善を継続してきたのです。現在のオークウッドはサービスレベルの高さにおいて、ホテル業界に匹敵するほどのものであると自負しています。