“ なぜ婚礼写真は選べないのか? ” という疑問から考案されたのが『PHOTOBRIDGE(フォトブリッジ)』だ。カップルが自宅にいながらにしてアルバムに残したい写真を選択できるというクラウドサービス。開発した㈱バリューブリッジ 代表取締役 岡本朋樹氏に導入メリットと単価アップの可能性をお聞きした。
企業データ
沖縄本社:沖縄県那覇市おもろまち4-9-9
東京: 東京都中央区銀座6-7-18
デイム銀座5F ビジネスラリアート内
URL: http://www.value-bridge.me/
info@value-bridge.me
約4 割のカップルが
納品後のアルバムに不満
太田 結婚式の思い出を記録する婚礼写真アルバムはカップルや親御さんにとってとても大切なものです。
岡本 ところが納品後のアルバムに対する不満を抱いているカップルは意外と多く、アンケート調査を実施すると「入れてほしい写真が入っていない」「入れてほしくない写真が入っている」など4割近くの方が選択写真についてのご不満をお持ちです。現状、多くの式場では、カップルはアルバムにどの写真を入れるか事前に選ぶことが出来ません。結婚報告のハガキだってカップルが好きな写真が選べるのに、高価な婚礼アルバムではなぜ出来ないのかという疑問からこの「フォトブリッジ」というクラウドサービスを開発しました。
太田 具体的にはどのような仕組みですか。
岡本 撮影後、画像を専用サーバーにアップしていただくと、カップルにログイン通知メールが届きます。WEB 専用ページにて、撮影画像を一覧で確認していただき、その中から「お気に入り」や「使いたくない」写真などを選びます。カップルの選択結果は指示書としてダウンロードできますので、デザイナーは指示書を見てアルバム制作を行なうというシンプルな流れです。またカップルは、24 時間どこでもWEB でレイアウトを見ながら校正確認ができるコースもあります。WEB 上で写真の差し替えやトリミングなど自由に調整ができるので、後悔やご不満のない満足度の高いアルバムが作れます。
太田 カップルの写真へのこだわりは強いでしょうね。その分、納品後のクレームになると対応が長引くケースも多いとか。
岡本 おっしゃる通りです。特に選択写真やレイアウト配置についてのクレームは、デザイナーとカップルの感覚の違いなので、簡単に返金もできず、揉めるケースも多いと聞きます。プランナーにとっては処理に時間がかかり負担ですよね。ですからこのフォトブリッジは、お客様に対してだけでなく、式場にとっても保険になるのではないでしょうか。初期費用ゼロ円で導入コストもわずかです。
アルバムのレイアウト一例 ~ 両親への感謝の気持ちなど、写真に添えて思いを文字で残せる