マリオット・インターナショナル
アジア太平洋地域セールス担当ヴァイスプレジデント
ジョン・トミー氏
リアルタイムで4300軒以上の最新情報を届ける
□なぜ、このタイミングで楽天トラベルと契約したのでしょうか。
アジア市場の成長が期待できると考えたからです。特に日本、中国、インド市場における、マリオット・インターナショナルの成長幅は大きなものがあります。より成長するためにも、日本の大手オンライントラベルエージェントである楽天トラベルとの結びつきを強固にしたいと考えました。
日本以外でも、中国のCtrip、インドのMakeMY Tripとも、今回の契約を結びました。その地域の旅行会社と組むことが、マリオットにとってベストだと考えているからです。
□楽天トラベルのユーザーが、同社のホテル予約システムに直接アクセスが可能になったことで、どんなメリットがありますか。
楽天トラベルのユーザーは、リアルタイムでマリオットが有する19ブランド(※囲み記事)、4300軒以上の最新空室状況や料金情報を確認できるようになります。これまでは、一部のブランドホテルでしか予約ができませんでしたが、マリオットが運営する全ホテルが対象となり、2016年春から接続を順次開始する予定です。
□話を変えますが、マリオット・インターナショナルがこれから出店を考えている日本の地域や、展開してみたいブランドはありますか。
東京、大阪、沖縄と、政令指定都市には出店したいですね。展開してみたいブランドを挙げるなら、「マリオットホテルズ&リゾーツ」のワンランク上の高級ブランド「JWマリオットホテルズ&リゾーツ」は、ぜひ日本で開業したいです。昨年はマカオで、JWマリオットホテルマカオを開業しましたが、われわれの期待どおり、非常に高い収益を上げています。
そのためにも、まずは日本で展開している「マリオット」「コートヤード・バイ・マリオット」「ルネッサンス」「ザ・リッツ・カールトン」のブランドを浸透していくことが重要なミッションです。
マリオット・インターナショナルが展開する19ブランドは以下のとおり。
「①ザ・リッツ・カールトン」「②ブルガリ・ホテル&リゾート」「③JWマリオット」「④エディション・ホテル」「⑤オートグラフ コレクション・ホテル」「⑥ルネッサンス・ホテル」「⑦ACホテル・バイ・マリオット」「⑧マリオット・ホテル」「⑨コートヤード・バイ・マリオット」「⑩モクシー」「⑪Protea Hotels」「⑫スプリングヒル・スイート・バイ・マリオット」「⑬フェアフィールド・イン&スイート・バイ・マリオット」「⑭レジデンス・イン・バイ・マリオット」「⑮タウンプレース・スイート・バイ・マリオット」「⑯マリオット・エグゼクティブ・アパートメント」「⑰ゲイロード・ホテル」「⑱デルタ・ホテル&リゾート」「⑲マリオット・バケーション・クラブ」
マリオット・インターナショナル
http://www.marriott.co.jp/