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第15回 求められる人材を探る「Wプロフェッショナルズ」 第15 回 クラリスウエディングプランナースクール&研究所 校長兼所長 伊藤 淳 氏

第15 回 クラリスウエディングプランナースクール&研究所 校長兼所長 伊藤 淳 氏 × ㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月25日(金)
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クラリスウエディングプランナースクール&研究所 校長兼所長 伊藤 淳 氏
㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏

業界都合の構造が結婚式離れに
 
福永 現役ウエディングプランナーから管理職となったころ、伊藤さんが書かれていた連載をバイブルとして愛読していました。“自分のやり方は正しいのか…?”と迷ったとき、連載を読み返すことで、第三者的な目線で書かれていることから自分自身のやり方を見直し、何をすべきかが見え、次への行動を起こすことができたことを記憶しています。今、結婚式離れがウエディング業界の深刻な問題となっていますが、この現象について伊藤さんはどう思われていますか。
 
伊藤 真剣にお客さまと向き合っていないこと、“お客さまのために…”と言いながら、自分自身や企業を守るために業界都合で成り立っている業界構造そのものがおかしいと思います。リスクヘッジを重視し、そのためにこれまでのカタチ、枠を崩せない状況も、多様化、細分化する消費者ニーズの変化に応対できないことが、結婚式に対する魅力や価値感が薄れているのだと思います。
 
福永 本来は目に見えない、お二人やご家族の想おもいを形にするのがプランナーの仕事です。ところがその想いをくみ取ろうとせず、売り上げとして明確に計上できる目の前にある商品販売に走ってしまいがちになっています。そうなってしまうと、カップルからすれば、「話を聞いてくれない」「パーティーの提案をしてくれない」などという不満が残ってしまうことになるかもしれません。

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