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エステー(株) ウェルネス事業 戦略発表会

エステー 健康・ナチュラル・サステナビリティをかおり×ウェルネス×グローバルで追求

2024年10月07日(月)
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 エステー㈱は2024年9月17日、「エステーウェルネス事業戦略発表会」を開催した。エステーは2024年に策定した「スマイルプラン」と名付けた中長期戦略において、「心に響くアイデアで、ふとした瞬間を、ふふっと笑顔に。」をパーパスとすることで、これからの同社の存在意義をより明確に示している。さらに10年後のありたい姿として「日用品メーカーからウェルネス・カンパニーへ」を掲げ、中長期の成長テーマ「かおり×ウェルネス×グローバル」のもと、日用品の領域を超えて健康志向・ナチュラル志向・サステナビリティ志向を追求する。
取材・文:高澤豊希

 

「地方創生」「かおりブランディング」 「かおりソリューション」を展開

 エステー代表執行社長の上月洋氏は「ウェルネス事業への参入について」を解説した。エステーは「かおり×ウェルネス」事業を創出し、2024年4月にかおり事業開発部を新設。「地方創生」「かおりブランディング」「かおりソリューション」の3ビジネスを展開する。
 エステー執行役兼かおり事業開発部の山本一成氏は「ウェルネス事業の戦略について」が示された。かおり事業開発部はグループ企業の㈱コードミーとともに情緒価値を、日本かおり研究所とともに公益価値を創造する。

 地元企業と連携して林地残材回収システムを構築し、林業において未利用資源となっている空気浄化成分を多く含む枝葉の活用したクリアフォレスト技術を開発。森林の二酸化窒素濃度が低い要因は植物が放散するテルペン類による捕捉・除去であることを産官学連携により証明したエステーは、北海道のトドマツに高い効果があるという知見を得た。トドマツの枝葉の残材から樹木精油、樹木水、針葉粉体を抽出し、かおりによるウェルネス事業の成長を図る。

 

かおりの実証実験で従業員の半数以上が リフレッシュ、リラックスを実感

 「かおりの健康経営活用に関するトークセッション」は上月氏、㈱コードミー代表取締役CEOの太田賢司氏、森ビルホスピタリティコーポレーション執行役員企画管理部部長の森田俊明氏によって行われた。

 太田氏は「コーポレートフレグランス」というジャンルを確立するため、企業のパーパスをAIで分析し、それをかおりで体現することで、従業員のエンゲージメントを深め、顧客の中に忘れられない記憶をデザインする事業を展開する計画などが解説した。

 森田氏はグランドハイアット東京のバックオフィスにおけるかおりの実証実験で、従業員の半数以上がリフレッシュ、リラックスを実感したという結果が得られたことを踏まえ、従業員のストレスチェックが大きく改善したことに対する好影響について見解を述べた。
 エステーはかおりビジネスにより、人々の心と体の健康と生活の質を高める事業の創出に取り組む。

 

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