2015 年10 月1 日、ヒルトン東京お台場がリブランドオープンした。ヒルトン東京お台場は都内における二軒目の「ヒルトン」ブランドであり、東京においてインターナショナルホテルチェーンが同じブランドで二軒目を開業する初の事例となった。これは観光都市東京にとって大きな第一歩とも言える。本インタビューではヒルトン・ワールドワイドにおけるヒルトン東京お台場開業の意義や、日本での今後の戦略について、ヒルトン・ワールドワイド 日本・韓国・ミクロネシア地区 運営最高責任者のティモシー・ソーパー氏に聞く。
聞き手 本誌・岩本 大輝 撮影 逸見 幸生
大きな意義を持つ
ヒルトン東京お台場の開業
❒10 月1 日に「ヒルトン東京お台場」がリブランドオープンしました。ヒルトン・ワールドワイド(以下「ヒルトン」)におけるこの開業の意義についてお考えをお聞かせください。
ヒルトン・ワールドワイドにとって、新規ホテルがオープンするということ自体とても重要なことですが、今回のヒルトン東京お台場のリブランドオープンと昨年のヒルトン沖縄北谷リゾートのオープンでは意味合いが全く異なります。ヒルトン沖縄北谷リゾートは新規にオープンしたホテルですが、このヒルトン東京お台場は約20 年前に建てられた日本を代表するホテルをリブランドしたものです。そのホテルが私たちヒルトンのポートフォリオに加わったということはヒルトン・ワールドワイドにとって大きな意義を持っていると考えています。
すでに日本にはヒルトン・ブランドのホテルが9 軒ありましたが、10 軒目(注)となるヒルトン東京お台場は象徴的なホテルとなることでしょうし、それは現在、そして今後の日本のホテルマーケットを見る時、非常にポジティブな効果をもたらすことになると思います。
(注:ヒルトン・ブランド以外のホテルを加えると12 軒目)