公益社団法人 全国調理師養成施設協会(会長:服部幸應、所在地:東京都渋谷区) は、調理師学校の学生・生徒による調理技術コンクール「第39回調理師養成施設調理技術コンクール(通称:グルメピック)」の全国大会(決勝)を2月22日、武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)で開催した。
2023年10~11月に実施された地区大会(予選)を通過した61名が、今回の全国大会に出場。日本・西洋・中国料理部門のいずれかの課題2作品を制限時間内に調理した。競技の結果、最高賞の内閣総理大臣賞は、關 開誠 (せき かいせい)さん (宮城調理製菓専門学校/日本料理)が受賞した。
今回の審査は、調理師学校の9名の実習教員と調理師学校を卒業後、活躍している9名の若手料理人 (日本料理:田中 佑樹(伊勢すえよし 店主)氏、中村 拓登(Salmon&Trout シェフ)氏、丸山 典孝(ロイヤルパークホテル調理部和食調理課 源氏香調理担当長)氏/西洋料理:関谷 健一朗(ガストロノミー “ジョエル・ロブション” 総料理長)氏、野田 達也(nôl 料理人/ディレクター)氏、薬師神 陸(unis シェフ/カリナリープロデューサー)氏/中国料理:井上 和豊(szechwan restaurant 陳 料理長)氏、立岩 幸四郎(Ginza 脇屋 シェフ)氏、平賀 大輔(ON the TABLE CHINESE オーナーシェフ)氏)が担当。授賞式では、服部幸應会長や審査委員から「決勝を勝ち抜いてここで競い合ったメンバーはもちろん、コンテストに向けて挑んだ各校の選手にとって意義のある競技であると願う」「料理を作った先にお客さまに届けるというところ(器の提供温度など)も感じながらさらに精進してほしい」など、調理師学校の後輩たちへのエールが述べられた。成績上位者8名は以下の通り。
大臣賞等受賞者(成績上位者8名)
内閣総理大臣賞 關 開誠(せき かいせい)さん(宮城調理製菓専門学校/日本料理):全部門から1名/総合1位
衆議院議長賞 山本 光暖(やまもと ひなた)さん(辻調理師専門学校/中国料理):全部門から1名/総合2位
参議院議長賞 髙橋 優衣(たかはし ゆい)さん(宮城調理製菓専門学校/西洋料理):全部門から1名/総合3位
厚生労働大臣賞 植村 風太(うえむら ふうた)さん(光塩学園調理製菓専門学校/西洋料理) ・吉川 駿也(よしかわ しゅんや)さん(神戸国際調理製菓専門学校/中国料理):西洋・中国料理部門から各 1名(計2名)
農林水産大臣賞 片山 和音(かたやま かずね)さん(北海道三笠高等学校):日本料理部門から1名
文部科学大臣賞 永友 侑花(ながとも ゆうか)さん(平岡調理・製菓専門学校):日本料理部門から1名
観光庁長官賞 吉田 優希(よしだ ゆうき)さん(中村調理製菓専門学校):西洋料理部門から1名
同協会では、「調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出する」ことを目的に、コンクールを継続していく構え。
第39回調理師養成施設調理技術コンクール(通称:グルメピック)
日程:2024年2月22日/会場:武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区南池袋3-12-5)/出場者:地区大会通過者計61人(日本料理部門21人、西洋料理部門25人、中国料理部門15人)/競技ルール:調理技術や衛生管理、盛り付けの美しさ、味などについて審査し、その合計得点を競う/競技内容:部門ごとに課題2作品の調理
調理師養成施設調理技術コンクール要件
出場対象者:全国の調理師学校(270校)に在籍する卒業見込者約13,000人
目的:調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出する
主催:公益社団法人 全国調理師養成施設協会
後援:厚生労働省、文部科学省、農林水産省、国土交通省観光庁および調理関係15団体
https://www.jatcc.or.jp/works/competition/