株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社・東京都千代田区)が運営する銀座グランドホテル(東京都中央区)は2月8日、学校法人大原学園 東京ホテル・トラベル学院専門学校にて、同校に通う学生を対象とした「卒業研究発表会」を開催した。
同社と同校の産学連携事業は今回で3回目となり、支配人の稲葉 昭夫氏によりホテルスタッフコース2年生10名に対して2023年9月から2024年2月の間に全5回の特別授業を開催。授業の集大成として、学生らが班ごとに練った宿泊プランをそれぞれ卒業研究発表会にて披露し合った。
卒業研究のテーマは「地域の価値を取り入れた宿泊プラン造成」とし、マーケティングから企画~提案まで一貫した商品化の流れの習得をはじめ、企画力やプレゼンテーション力の強化、入社後に必要なチームワークを養うことを主旨とした。
審査は「企画内容」と「発表姿勢」の2項目に分かれ、前者はプランの魅力やターゲティング、テーマとの合致などが求められた。後者は言葉遣いをはじめ、質疑応答の際の受け答えなども評価の対象。
総評において稲葉氏は「見えない努力を見せていくということが今後求められてきます。自分たちがやってきたことをしっかりと伝える、ということを大事にしてもらいたい」と学生らにエールを贈った。
また、同校校長の美濃越 義信氏は「これからいろんな経験を積んでいくなか、将来の上司にしっかりとプレゼンテーションをすることができ、その案が採用されるよう自らを高めていってもらいたい」と発した。
なお、最優秀プラン「日本を感じる人力車付スタンプラリーツアー」は同ホテルにて、プランをブラッシュアップして期間限定で今後販売予定である。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp