Payn株式会社(本社・東京都中央区)は2月1日、同社が手掛けるキャンセル料の請求・回収業務をデジタル化するツール「Payn」(ペイン)が、ABアコモチェーンの全国施設への導入が決定したことを発表した。
同ツールは2022年10月よりリリースされ、ホテルやレストランなどのキャンセルポリシーを規定している事業者が行っているキャンセル料の請求・回収業務を、簡易に請求・回収・管理することが可能になるデジタル請求ツール。
同社代表取締役CEOの山下 恭平氏は、優れたベンチャー企業として注目を集めていた宿泊予約の売買サービス「Cansell」を以前に手掛けており、2022年3月にPayn社を設立した。
今回、ABアコモチェーンは同ツールの導入を決定した要因として以下の3つを挙げた。
●使用している予約管理システムとの連携ができ、手作業を大幅に削減できた点
●請求業務の簡易さや、同業務にかかるスタッフの心労軽減へのメリットが、手数料が他社より数パーセントが高くともそれを超える利点だと感じた点
●懸念点にも細やかな対応があったこと
予約をしたゲストが来館しないノーショーの問題、キャンセル料請求にかかる業務負担や請求しても支払われない未払い問題など、さまざまな問題が昨今の人手不足をより深刻化させている。
ABアコモ社は「デジタルツールを駆使して省人化やスタッフの労力軽減などを行い、お客様に対するホスピタリティやサービスの質をより上げていきたいと考えています」と述べる。
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp