「QRHOTEL」を展開する株式会社キュリネス(本社・東京都港区)は2023年12月より、デパート「松屋銀座」にて中華圏観光客向けにスマートコンシェルジュ「QRMALL」の導入が開始された。
「QRMALL」とは中国で広く利用されているSNS「WeChat」内のミニアプリとして、商業施設での接客業務を総合的にサポートする中華圏観光客向けのデジタルコンシェルジュサービス。
AIチャットボット技術の活用を中心に店舗内の「ブランド検索」「免税手続き」「問い合わせ対応」などに対応する。AIならではの「24時間対応」「大人数対応」「スピーディーな対応」も可能な仕様だ。
百貨店業界は2023年にコロナ禍からの復活を遂げながらも、人手不足や来客急増に伴い業界が強みとする「ゲストへの丁寧な対応」が求められていた。今回、「接客業務の効率化・高付加価値化」を目的に導入へと至った。
フロア案内をはじめレストラン・イベント情報の紹介、ブランド検索や画像翻訳、音声翻訳、一部の店舗では商品の事前取り置きなどにも活用していく姿勢である。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp