東京ホテル会(代表・髙部 彦二氏)は1月15日、加盟250ホテルの2023年12月のホテル客室3指標(客室稼働率・ADR・RevPAR)を発表した。
●原典:ホテルシステム開発を手掛ける株式会社ネオマウントのHP「ホテル様 お役立ち!」掲載記事より引用 https://www.neomount.co.jp/hotel/
東京ホテル会は30年以上の歴史を有し、現在は宿泊主体型ホテルを中心に都内約250ホテルが加盟。「競い合うしか生き残る道はない」をスローガンに、毎月収集している客室稼働率などの膨大なデータを集計分析および加盟ホテルに共有している。
2023年12月の客室稼働率は85.8%(前年同月85.6%)、ADRは16,947円(前年同月12,663円)、RevPARは14,484円(前年同月10,781円)の結果となった。
3指標の各7年間の推移グラフより、稼働率は全国旅行支援の影響下にあった2019年時と同等の水準であり、年始より過去最高記録を更新し続けているADRの高水準により、RevPARにおいても過去最高の水準へといたった。
髙部氏は「12月と1月は都内の宿泊特化型ホテルにとって厳しい期間となります。足踏みすることを予想しておりましたが年末のコミケや家族旅行、インバウンドの増加と相まって12月も絶好調でした。心配なのが都内の宿泊料金価格が企業の出張旅費規程の料金よりも大幅に上昇してしまっていることです。企業様も出張時の宿泊料金を実情に合わせてあげていただけますことを願っております」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp