国宝犬山城
大山市は愛知県の西北の位置にあり、名古屋駅から 30~40分の距離にあって、木曽川沿いに面している。当市は博物館・明治村がよく知られているが、本来の観光の目玉は国宝犬山城である。当城は室町時代の天文 6年(1537年)に織田信長の叔父・信康が築城した。城で国宝に指定されているのは、姫路城や彦根城などと並んで5ヶ所しかない。犬山城の天守は現存する城で最も古く、木造で大変貴重とされる。天守の東側には「大杉様」と呼ばれる神木が見られる。また犬山城周辺は桜の名所としても有名で、春は花見客でにぎわう。4月の第 1土曜・日曜日には「犬山祭(いぬやままつり)」が開催され、江戸時代から続く伝統行事で、夜間にはたくさんの提灯と山車が繰り出され、桜並木を練り歩く様が見られる。また、天守の南側にある犬山城下町は天守とともに戦火を逃れ、室町以来の風情が楽しめる。
県民分配所得は全国第 3位
愛知県の面積は5173.2㎢で全国 27位と、愛媛県より小さく、千葉県より大きい。人口は 751.3万人で全国第 4位。埼玉県より大きく、大阪府より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 12.8%、15~64歳の生産年齢人口は 62.0%、65歳以上の老年人口は 25.2%で、全国と比較すると、生産年齢比率が高くなっている。県民分配所得は 27.7兆円で全国第 3位。一人当たり所得は 366.1万円であり、全国で東京都県に次いで第 2位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 0.4%、第 2次産業は 38.7%、第 3次産業は 60.9%で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は 47.9兆円で全国第1位、人口当たりは 632.6万円で全国第 1位となっている。
ホテル・旅館客室数の伸び率は平均を上回る
飲食店数は 14年で 3万 7867店。内訳をみると、食堂・レストランが 2181店で 5.8%、専門料理店が 1万 802店で 28.5%を占める。その中で多いのは、その他の専門料理店の 3250店で 8.6%を占める。次いで中華料理店が3186店の 8.4%と続いている。そのほか、すし店が 1348店(3.6%)、そば・うどん店が 1618店(4.3%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 4482店(11.8%)、酒場・ビアホールは 7124店(18.8%)と多く、両者で 30.6%を占める。以上のほか喫茶店は 8428店(22.3%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 1727店(4.6%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 3022店である。ホテル・旅館の施設数は 21年で 1236軒、客室数は 6万 9448室で、2011年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9%に対して当県は▲ 14.1%であり、客室数は全国の 11.5%に対して当県は 21.2%の伸びで、平均を上回っている。
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